還暦を迎える人の貯蓄額、平均は3122万円

PGF生命が、今年還暦を迎える2000人を対象に行った調査によれば、貯蓄額の平均は3122万円になったようですが、そのうち約4割は500万円未満という結果となったようです。

貯蓄

現段階の貯蓄金額について、「100万円未満」（23.0%）という回答が最も多く、次いで「500万～1000万円未満」（13.3%）、「1000万～1500万円未満」（9.7%）となったようで、2000万円以上と回答した人が35.7%いる一方、「500万円未満」の割合は38.0%となり、貯蓄格差が顕著となっています。

総務省統計局によれば、二人以上世帯の貯蓄現在高の平均値は1880万円で、貯蓄保有世帯全体を二分する中央値は、1104万円（前年1061万円）となっています。

岸田首相の「貯蓄から投資へ」という発言や自民党が提言した「一億総株主化」に注目が集まっていますが、これしっかりと日本の現状を鑑みて発言しているのでしょうかね？

ある調査では「投資に回す貯蓄がない」という人が34%もいるのに、「一億総株主化」なんて無理な話ですよね。

そもそもそれ以前にずっと給与が上がっていない日本の給料体系を見直し、投資に回せるくらいのお金を稼げるような社会にしなければ、机上の空論でしかありませんよね。

ただでさえ、しれっと所得税などの税金をあげている政府が、どの面下げて発言しているのでしょうね。